店舗

リサーチ会社Q&Meによると、ベトナムのコーヒーチェーン店は主に8店舗あるようだ。

コーヒーチェーン店舗数

今回ご紹介するのはハノイで最も成功しているコーヒーチェーン店として有名な「Cộng Cà Phê (コンカフェ)」です。

コンカフェとは?

店内の様子

ハノイで2007年に創業した深い緑色がトレードマークのおしゃれカフェの金字塔「コンカフェ」ですが、現在ベトナムに55店舗、韓国に6店舗、マレーシアに2店舗、計63店舗を展開中です。

そのうちベトナムは、ハノイ24店舗、ホーチミン17店舗、その他10の市や省に拠点を置く全国展開のカフェとして知られています。

店舗数は多くないものの、ベトナムの古き良き時代をコンセプトとしたインパクトは莫大で若者を中心に非常に人気があります

コンセプトやメニューは厳格に管理されているものの、フランチャイズ運営を主としています。

コンカフェは空間を大事にするので内装にこだわる

店内の様子

コンカフェは昔の社会主義時代、古いものへの郷愁を軸にハノイの人々の生活を再現しました。

共産の装飾、洋風の建築デザイン、生活スタイル、国民的アイデンティティが染み込んでいます。

戦争時代、食べるものがない、着るものがないそのような配給制度の時代をテーマとしているのです。

名前(Cộng )の由来

店内の様子

コング(加える)という言葉は、当時のベトナム国家の形態である「共産主義」(chủ nghĩa cộng sản)を思い起こさせます。

ノスタルジックなスタイルはとてもユニークなアイデアなのでベトナムの若者にとって魅力的であることが判明しました。

つまりは、あまり明るくない空間、孔雀の毛布マットレスに親しみやすさ。同時に、古い本棚が壁にきれいに飾られています。「ポスター」は昔からおなじみのスローガンで壁に掛けられています。

若者はコーヒーを飲むだけでなく、その当時の生活のたたずまいを懐かしみ心癒すことができます。

なぜ若者の心を引き付けているのか? 

ベトナム社会は驚くほど速いスピードで経済成長を遂げてきました。言うなれば階段を飛ばし飛ばし登ってきた様なものです。しっかりと地に足がついていない、何か取り残されているような不安感が、郷愁あるコンカフェに足を向けさせていると広報担当者は語っています。

コンカフェをおススメする対象者

ドリンク

・騒がしい都会の真ん中でノスタルジックを感じながら、ベトナムの古き良き時代を理解、体験したいという方

・変わり種のコーヒーを飲みたい、ネタにしたい方

コンカフェのメニュー価格帯

メニュー

飲み物

ブラックコーヒー 30,000 VNĐ

ドリアンコーヒー 55.000 VNĐ

ココナッツコーヒー: 45.000 VNĐ

ヨーグルトコーヒー: 40.000 VNĐ

ビール:35,000 VNĐ

食べ物

ケーキスイーツ20,000~40,000 VND

ひとりごと

店舗の与えるコンセプトが強すぎて少し引き気味でしたが、提供されるサービスなどは普通のカフェと変わりありません。

話題作りのために変わり種のドリンクを頂いてみてはどうでしょうか?

参考:Cộng Cà Phê (congcaphe.com)

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By なら

介護業界で15年ほど勤務、近年はベトナムの介護施設で管理者として働く。奥様はベトナム人、息子一人。ベトナム語を勉強し、幾度も挫折を繰り返し復活しています。

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