ベトナムは熱い心を持った愛国心のある国です。
今回はベトナム人が心のよりどころとしている曲を3曲ご紹介します。
- ベトナム国歌 Tiến quân ca
- ベトナムよ VIỆT NAM ƠI Minh Beta
- ハローベトナム Hellow VietNam Phạm Quỳnh Anh
1,ベトナム国歌 Quốc Ca Việt Nam
ベトナムの国歌は進軍歌Tiến quân caと言われており、第二次世界大戦中の1944年にハイフォン出身の音楽家であるグエン・ヴァン・カオ(Nguyễn Văn Cao)により作詞・作曲されたのがこの歌です。
歌詞の内容はその名の通り、敵を恐れずに祖国のために進軍しようという強い決意を表す内容に仕上がっています。
1945年に北ベトナム軍がこの歌を国歌に制定し、1976年にサイゴン陥落という形でベトナム戦争が終結すると、南ベトナムは北ベトナムに吸収され現在の「ベトナム社会主義共和国」が誕生します。
そのベトナム戦争に勝利した北ベトナムの国歌「進軍歌(Tiến quân ca)」がそのままベトナム社会主義共和国の国歌となり現在に至ります。
2,ベトナムオーイ! VIỆT NAM ƠI Minh Beta
この曲は2011年に歌手のミンベタ(Minh Beta)によって作曲されましたが、最も話題となり評価されたのは2018年のAFCサッカーアジアカップ選手権でした。
そして2022年のサッカーワールドカップ予選では試合のたびに流れるメロディーに「ベトナム…ベトナム…永遠にベトナムを誇りに思います!」とベトナム国民はまさに「取りつかれた」ように熱狂的に国に対する愛を歌い上げていました。
軽快なメロディーで演奏されるため、ベトナムオーイはベトナムのファンを「夢中」にさせます。
そして紛れもなく「ベトナムオーイ」という曲を聴くたびに、選手への誇りと愛国心がこれまで以上に特別なものになってきたのでしょう。
日本では紅白歌合戦の最後に「蛍の光」や、24時間テレビの最後に「サライ」を皆で歌いますが、心を一つにして歌い上げるそんな感覚でしょうか。
いや、ベトナムの場合は熱狂的な部分が加味されており日本のそれとは似て非なるものだと思います。
3,ハローベトナム Hellow VietNam
ベトナム戦争中やその後に多くの難民が母国ベトナムをあとに外国へ逃げました。
その後に生まれたベトナム系二世の人たちは自己のアイデンティティに悩んでいました。そんな在外ベトナム人の心情に訴えかけ世界的なヒット曲となったのです。
2006年に『Bonjour Vietnam』をフランスの有名音楽家Marc Lucien Lavoineが、ベトナム系ベルギー人の歌手ファム・クイン・アイン(Phạm Quỳnh Anh)へ提供しました。
「Hello Vietnam」という詩は、冒頭にTell me all about this name, that is difficult to say.
It was given me the day I was born私の生まれたときからあるこの言いにくい名前について教えてとあります。
要約すると自分のルーツであるベトナム祖国のことは何も知らない、ただ戦争だけ映画で知っている、いつかは祖国を訪れ「Hellow Vietnam」と言うの。
自分はいったい何者なのか、周囲から偏見や差別のめがあったでしょう、そして周囲の人と違う疎外感を感じながらも力強く生きている。
そんなメッセージ性のある素晴らしい曲です。
この曲はフランス語と英語そしてベトナム語に翻訳され多くの人がカバーして歌っています
ボンジュールベトナム Bonjour Vietnam – Pham Quynh Anh
シンチャオベトナム Xin Chào Việt Nam Thuỳ Chi
もしあなたがベトナム人の実習生や留学生に、この歌をカラオケで歌ってあげたら、ホームシックになって泣いちゃうかもしれませんね。
[…] ベトナムに住んでいるなら知っておいた方が良いベトナムの歌3曲 […]
[…] ベトナムに住んでいるなら知っておいた方が良いベトナムの歌3曲 […]
[…] ベトナムに住んでいるなら知っておいた方が良いベトナムの歌3曲 […]
[…] ベトナムに住んでいるなら知っておいた方が良いベトナムの歌3曲 […]