自由に羽ばたく

現在、教育機関などで日本語を学ばれている人は400万人を超えています。独自で学ばれている人数を加えるとさらに多くの人が日本語を話すことができるでしょう。

現在、日本語を学ばれている人はどのような曲を知っているのでしょうか?

曲のタイトル歌手名
1中島みゆき
2未来へKiroro
3海の声桐谷健太
4Lemon米津玄師
5PPAPピコ太郎
6涙そうそう夏川りみ
7さくら~あなたに出会えてよかった~RSP
8会いたい沢田知加子
9大きな古時計平井堅
10さよなら大好きな人花花
ランキング形式ではありません。見やすいようにとりあえずまとめただけの表です。

1、中島みゆき 「糸」

1980年代にアジアで中島みゆきさんが有名になり始めます。

そして「糸」は1998年に発売され、TBS系ドラマ「聖者の行進の」主題歌として有名になりました。

そして、現在でも多くのアーティストにカバーされ続けロングランヒット曲になっています。

歌詞について「男女の発想の違いをテーマにし、女性である中島は女性同士の会話の方が気楽ではあるが、そこに全く異なる男性同士の会話を混ぜることで発想が膨らむのではないかと考えて制作したと述べている」(Wiki)

2,Kiroro 「未来へ」

「未来へ」は2ndシングルとして1998年に発売されました。

中学校・高等学校の音楽の授業や合唱コンクール、卒業ソング、結婚式で両親に贈る歌としてもよく使われています。

ブルネイ・ダルサラーム国・マレーシアではこの曲が大ヒットを記録し、日本語で歌われている。

原曲は玉城が中学校3年生のときに母親に宛てて書いた曲であり

3,桐谷健太 「海の声」

2016年に世界251の国や地域で「海の声」が順次配信されました。

海外でも「言葉はわからないけど素晴らしい曲!」「日本らしい楽器の音が素敵!」と反響がありました。

歌詞もシンプルでゆっくりと歌ってくれているので初級の日本語学習者さんにも聞きやすくおすすめの曲の1つです。

桐谷さん本人は「『海の声』が海を越えて誰かに届く。海が近くにある国に住んでいる人も、海がない国で暮らしている人も、そして海を見たことがない人にも、この唄が優しい風のように誰かを包み込んでくれますように」と願いを込めた。

4,米津玄師 「Lemon」

米津玄師は、2009年頃からボカロP「ハチ」として、ニコニコ動画などに楽曲を投稿する形で活動をスタートしました。

そして2012年から本名である「米津玄師」名義での活動をスタートします、このようにネット時代のアーティストの先駆けと言える存在だから有名になったともいえます。

またファン層が広いのも特徴的でしょう。ネットはオタクの世界でしたが、いまや「パプリカ」で子供たちにも大人気となり日本を代表とするトップアーティストになりました。

特に台湾や東南アジアにファンが多いみたいです。

「Lemon」は2018年にリリースされた曲ですが日本の歴代人気曲のNo1になっています。

「あ、聞いたことある!」「サビなら歌える!」という学習者さんも多いですね。

5,PPAP ピコ太郎

2016年にリーリースされた曲ですが、本作品の歌詞に用いられる英単語4品詞6種のみで、延べ30単語で構成されています。

本作品は、ジャスティン・ビーバーが自身のTwitterで「お気に入り」とツイートしたことで爆発したことは間違いないだろう。

CNNも「新たな江南スタイルか?」の見出しで報じ、オリコンスタイルは「世界的人気」の見出しを用い「独特なリズムに乗せた中毒性の高いフレーズ」と紹介しました。

わずか45秒の短い曲は世界134ヶ国で配信リリースされ、動画の再生数は約6億回、関連動画を含めた累計再生数は約25億回にも達しているそうだ。

悩む

6,夏川りみの「涙そうそう」

もともとは演歌歌手としてデビューしたそうですが、涙そうそうで歌謡曲へ方向転換しアジアを中心にツアーを開催しました。

台湾ではテレサテンさんの曲をカバーをしたことがあります。

7,RSPの「さくら ~あなたに出会えてよかった~」

さくらというパワーワードが魅力的なのかもしれませんが、なぜかベトナムの日本語学習者なら誰でも知ってるレベルで有名な曲です。

RSPは2001年にヒットした三木道三の「Lifetime Respect」のアンサーソングを2007年に「Lifetime Respect -女編-」として発表しオリコン最高位4位を獲得しました。そして2009年に「さくら 〜あなたに出会えてよかった〜」を発売する。

8,沢田知加子 「会いたい」

「会いたい」は1990年に発売されました。日本の多くの有名なアーティストにカバーされ続け現在でも色あせることなく歌われています

9,平井堅 「大きな古時計」

アメリカの伝統ある民謡音楽として日本に輸入されました。

作詞作曲をしたヘンリークレイワークが1874年にイギリスを旅行した際、ダラムにある「ジョージ・ホテル」に泊まった。このホテルの玄関ロビーに動いていない大きな振り子時計が置いてあった。ホテルのスタッフに理由をたずねると、数年前までそのホテルはジェンキンスという兄弟が経営していた。ある日、弟が病死するとそれまで正確に動いていた時計が遅れ出した。そのあとを追うように兄も世を去るとついに時計は止まってしまった。針がさしていた時刻はちょうど兄が亡くなった時刻と同じ11時5分であった。(このように、たまたま止まった時計の時刻が分針の単位で一致する確率は720分の1である)。その後、修理しても2度と動き出すことはなかった、という。(wiki)

平井堅が歌う日本語は発音がはっきりとしていることと、この曲はゆっくりとしたテンポであり、日本語が難しくないため、日本語を教える教師にとっておススメの教材となりました。

10,花*花の「さよなら大好きな人」

この曲で日本語を勉強する人はとても多く、学習サイトで取り上げられているのをよく目にします。

歌詞もそれほど難しい表現はなく、繰り返し同じフレーズが使われるので覚えやすく馴染みやすいのでしょう。

作曲者はこの曲をこのように表現しています。「すごいおじいちゃん子だったんですけど、16歳のときに、おじいちゃんが亡くなって、その時に作った楽曲です。(その後)本当にたくさんの人の前で歌わせていただいて、いろんな人が大事な誰かを思い出す歌になるとは思っていなかったので、巡り合わせというか不思議やな、と思います。」

悩む

ベトナム語にカバーされている曲

曲のタイトル歌手名ベトナム語タイトル名
1ルージュ中島みゆきNgười tình mùa đông
2雪の華中島美嘉Xin Lỗi Em Yêu em
3桜色舞うころ中島美嘉Xe đạp
4蒼いうさぎ酒井法子Chú Thỏ Xanh Màu Ngọc Bích
5Depend on you浜崎あゆみBan Mai Tình Yêu
ランキング形式ではありません。見やすいようにとりあえずまとめただけの表です。

中島みゆきの「ルージュ」

ルージュは中国でヒットしてから東南アジアを席巻したようです。

1993年にNhư Quỳnhがベトナム語のカバーをしてから30年がすぎましたが、Người Tình Mùa Đông(冬の愛人)は今でも歌い継がれています。

特に毎年寒い冬の季節になるとこの曲を懐かしみ思い出すリスナーがいるそうです。

中島美嘉の「雪の華」「桜色舞うころ」

「雪の華」のベトナム語タイトル名はXin Lỗi, Anh Yêu Em(ごめんね。愛してるよ)ですが、このタイトルは韓国ドラマのタイトルそのままです。

ですのでほとんどのベトナム人や東南アジア人は韓国の曲だと勘違いしています…

「桜色舞うころ」は Xe Đạp(自転車)のカバー曲だと思っていたのですが、M4Uはオリジナルだと訴えているそうです。

酒井法子の「蒼いうさぎ」

1986年アイドルとしてデビュー以降、日本のみならず台湾、香港、中国などアジア各地域で活躍してこられました。

彼女の顔が中国人に好まれているのもありますが、プライドの高い中国人にとって一番好ましく映ったのは彼女が中国語や中国の文化を学ぶ姿勢にありました。

2009年の事件以後、日本では活動が思うようにいかない中、中華圏では事件以前の人気があったようです。

手に届かないアイドルよりもディナーショーなどに来てくれる身近なアイドルを応援したくなるそのようなプロモーションの仕方も効果があったのかもしれません。

浜崎あゆみの「Depend on you」

カバーをしたMỹ tâmはベトナムでV-POPの女王として有名で、ベトナムで最も影響力のある女性アーティストの一人として認められています。

そんな彼女が日本の歌姫として人気がある浜崎あゆみの「Depend on you」をベトナム語でカバーをされています。

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By なら

介護業界で15年ほど勤務、近年はベトナムの介護施設で管理者として働く。奥様はベトナム人、息子一人。ベトナム語を勉強し、幾度も挫折を繰り返し復活しています。

One thought on “日本語を勉強している人が良く知っている日本の歌”

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