今回は友人の日本語教師からお話を色々と伺ったので話の内容をご紹介したいと思います。
日本語の歌で日本語を勉強したいと思っている人は多いのではないでしょうか？
まずは自分が好きな曲や歌手を選ぶことからスタートしましょう。
もし日本語の歌に詳しくない方は日本の名曲や最近のヒット曲、映画・ドラマ・アニメの主題曲などを探してみると良いでしょう。
日本語教師が実際に使用した教材の歌１０曲
- Kiroro 長い間
- Kiroro 未来へ
- 平井堅 大きな古時計
- 西野カナ Best Friend
- スピッツ チェリー
- 森山直太朗 さくら
- SMAP 世界に一つだけの花
- 坂本九 上を向いて歩こう
- ZARD 負けないで
- 中島みゆき 糸
日本語を勉強するための曲を選ぶポイント４点
- メロディーが速すぎず、難しくない歌
- 発音がはっきりしており、聞き取りやすい歌
- 歌詞が深すぎず、難しくない歌
- ある程度知名度がある歌
メロディーが速すぎず、難しくない歌
日本語の勉強にはテンポが遅いバラードが適しています。
特に日本語初心者の方は耳に日本語を慣らした方が良いので、テンポが速すぎない曲を選択することがポイントです。
ロックやラップ、ヒップホップなどはノリが良いものの、テンポが速く聞き取りにくいため日本語初心者には向いているとは言えません。
耳が日本語に慣れてきてからテンポの良い歌を聞くのがいいでしょう。
発音がはっきりしており、聞き取りやすい歌
日本語勉強におすすめの日本語の歌は、発音がはっきりしており聞き取りやすい歌です。
例えば「Kiroro」「平井堅」などは歌詞をはっきり発音し歌っているので日本語の歌で日本語を勉強したい外国人の方におすすめです。
歌詞が深すぎず、難しくない歌
子供向けの歌や日本の童謡は歌詞が単純であり繰り返しが多いので、日本語初心者や日本語初級レベルの外国人の方におすすめしています。
また、歌詞に日常表現が多い曲も日本語の勉強におすすめできます。
例えば、坂本九の名曲で世界中で歌われている「上を向いて歩こう」、「見上げてごらん夜の星を」などは日本語の勉強に適した歌と言えるでしょう。
ある程度知名度がある歌
知名度は高くないが良い日本語の歌もたくさんあるでしょう。
しかし多くの日本人が知っている歌を選択することで、日本語の勉強はもちろん日本人と会話する際の共通の話題にもなるので会話を盛り上げることができるはずです。
効率の良い曲の選択を心がけましょう。
外国人学習者向け日本語の勉強に役立つおすすめの日本人歌手
Kiroro
発音がはっきりしていて日本語初級レベルの方にも聞きとりやすくテンポがゆっくりで歌いやすい曲が多いのが特徴的です。
日本語の勉強に最もおすすめできる音楽グループの1つです。
このグループは台湾やインドネシアなどのアジア各国でカバーされており、アジア圏の外国人にも馴染みがあるのではないでしょうか？
特に「長い間」「未来へ」などがおすすめです。
平井堅
日本語の発音が聞き取りやすい男性の日本人歌手の一人です。
落ち着くバラード曲はもちろんアップテンポな曲もあり、日本語の初心者から上級者まで自分のレベルに合わせて曲を選択することができます。
また、他の日本人アーティストの曲もカバーしていることから、幅広いジャンルの歌を覚えることができます。
西野カナ
彼女の曲をおススメする３点の特徴があります。
①同じ言葉を何度も繰り返す歌詞が多く自然と記憶に残りやすい傾向があります。
②若い女性の気持ちを率直に表現した歌詞が多い。
③難しい日本語表現がほぼ使われていない。
ただし、恋愛ソングが圧倒的に多いので習得できる語彙が偏る難点があるかもしれませんね。
スピッツ
日本人の幅広い年齢層に支持されており、男性にも女性にも人気な曲が多いです。
名曲が多く日本人がほとんど知っている国民的バンドなので、日本人との会話の話題にもしやすいでしょう。
日本語の発音は聞き取りやすいのですが、歌詞は比喩表現が比較的多いため日本語の初心者には歌詞全体の意味が少し理解しにくいかもしれません。
まとめ
色々と書きましたが、なんだかんだ言っても自分のフィーリングにあった曲を選ぶのが一番だと思います。
気に入った曲があれば努力して歌詞を理解すれば良いだけです。
好きのモチベーションは侮れませんからね。
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