ミャンマー国内の治安がいよいよ悪くなってきている。
会社のミャンマー支店も今月1日より撤退をしたところです。
在ミャンマー・ベトナム大使館によると、 800 人余りがベトナム帰国に必要な書類を受け取っていると発表しています。
退避は複数回に分けて行うとし、2023年12月4日に第1陣となるベトナム国民 338 人が首都ハノイのノイバイ国際空港に到着しています。
退避者の大半が若者で、ミャンマー北部各州の違法なオンラインカジノ施設で強制労働をさせられていた人や、失業者、紛争で移動が困難になっていた人が含まれているそうだ。
ベトナム政府の保護措置として退避
ミャンマーで紛争と情勢の複雑化が続き、在留ベトナム人の生命に脅威が生じていることを受け、ベトナム政府が国民保護措置として退避を実施しています。
なお退避措置に掛かる費用は全額ベトナム政府が負担する模様です。
ミャンマー北部地域
地理的にミャンマー北部は中国と国境を挟んでおり犯罪の温床ともなっている地域です。
近年ミャンマーのネット詐欺シンジケートが中国人から多額の資金をだまし取る事件が多発しており、この地域の取り締まりが強化されています。
中国によるネット詐欺取り締まりとミャンマー北部で軟禁されている人々の救出に向けた働きかけが最近結果をもたらしており、両国で法執行と安全保障面の協力を強化し、今後もオンライン賭博とネット詐欺を根絶すべきだとしています。(ロイター通信)
このように中国の協力もあり結果としてベトナム人の解放や強制帰国に及んでいるのかもしれません。
なお情報の真偽に関しては読者の判断にお任せしていますのであしからず。