2023年も残り僅かになりましたね。
ベトナム国の発展スピードはますます加速度を増しているような気がしますが、置いてけぼりにならないようにしっかりと世間をウォッチしておきます。
2023年11月28日、ベトナムの首都ハノイ市の運輸局は公共バスに自動発券システムを導入しました。
バスチケットを販売する不要となる従業員約 4,000 人を解雇する計画となっています。
解雇で得られる年間の予算は約 3,000 億ドン(約 1,236 万米ドル、18 億円)節減できるとのことです。
まずは20路線からの自動発券機導入でしたが、今後6~9カ月間の試験運用の結果を踏まえ、全路線網での導入を検討しているそうです。
ハノイを走る公共バスは 154 路線あり、うち 132 路線が補助金を受給する民間路線となっています。
この民間路線のみで4,000人規模のリストラですので思い切りましたね。
ホーチミンでも2019年ごろからスマートカードやモバイルフォンでのQR読み込みによる電子決済が普及され始めています。
これもスマートシティ化への一環でしょうか?
DX化が進むにつれの弊害でしょうか?
経済発展の犠牲者ともいえるかもしれません。
まぁ、バス会社の運営なんて赤字企業がほとんどだかね。
時代の流れですから仕方がありませんよね。
そんなしんみりした年末を過ごしています。
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