ある日、妻と子供を乗せてバイクを運転しているといきなり渋滞にあいました。
先方をよく見ると警察が何かの検問をしていました。
アルコールの検査です。
ああ、年末近くだから警察の人たちもかき入れ時かと思っていましたが、今年はなんか違うようです。
ベトナムに新しい風が吹いている
コロナ後からベトナムは不正に対し厳しく対応するようになりました。
当時の国家主席ですら辞任に追いやったぐらいですから、相当の変革が共産党内であったことだろうと考えられます。
世界経済においてベトナム国という確固たる地位を築き、他国と競い合うための必要な処置なのかもしれません。
ここを深掘りすると話がタイトルに戻ってこれないため割愛させていただきます。
ベトナム史上最大規模の飲酒運転防止キャンペーンを開催中!!
ホーチミン市は11月から市内のバー、クラブ、レストランが密集する地域に通年よりも多くの警察官を派遣し、ベトナム史上最大規模の飲酒運転防止キャンペーンを開始しています。
Đã uống rượu bia – không lái xe (飲んだら乗るな)の標語をよく見かけますが、特に2020年ごろから飲酒運転に対する罰則が強化されてきたように感じます。
一方、史上最大規模の飲酒防止キャンペーンの裏側で悪影響を被っている人たちもいます。
2023年ベトナムの飲み屋さんやレストランなどでは客足が遠のく理由とは?
飲酒運転の摘発者数
ホーチミン市警察によると今年2023年1~9月に93,507件の飲酒運転を摘発しました。
このうち自動車は421台で、バイクが93,086台になります。
摘発された93,507人は全員が免許を取り消されたことになります。
2020年以前は飲酒量が一定量を超えた場合のみ罰金の支払いのみでしたが、現在は最高で4000万ドン(約24万円)の罰金と24カ月の免許停止が科されるようになりました。
飲酒によって事故を起こした場合は刑事責任を問われる可能性もあるとのことです。
【ベトナムの道路交通法】テト期間の交通事故や取り締まりなど緊急事態状況を報告!
データで見る事故減少割合
市警察のデータによると、2023年は交通事故件数が2022年より26%、死者数が50%減少しておりある程度の取り締まりによる効果が出ていると評価しているようです。
また世界保健機関(WHO)のデータによると、ベトナムの人口10万人当たりの交通事故死亡者数の割合が、2010年が25.4人だったのが、2021年には17.7人と43.5%減少しているとの報告もあります。
2024年さらに厳しい道路交通法を発表
国家交通安全委員会(NTSC)のクアット・ベト・フン副委員長は、2024年に交通規制や車両の安全性などを盛り込んだ新しい道路交通秩序・安全法を公布すると話しています。
同法によって、今後の道路交通の秩序と安全を確保するための政策と解決策を効果的に実施するため、包括的な法的基盤を構築できるとしています。
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