日本人の90%がお正月は伝統的で重要な行事だと認識し、70%がおせち料理を食べているそうです。
しかし日本の伝統ある正しい正月の迎え方を知っていますか?
日本では1月1日〜3日までを「三が日」、1月7日や1月15日までを「松の内」といい、地域によって異なりますがその期間がお正月とされています。
令和元年のある調査では約7割が知らない、分からないと答えたそうです。
ベトナムの正しい伝統的なテトの迎え方
お正月といっても、実際に何があり、どのように過ごせばよいのか外国人にはなかなか分からないものですよね。
そこで、簡単にテトの迎え方をご紹介します。
①年末・かまどの日(旧暦の12月23日/2024年新暦は2月2日)
各家庭に奉られる守り神であるかまどの神様(Ong Tao)が、1年分の家で起きた良いことも悪いことも全てを天の神に報告する日です。
無事にかまどの神様が天に昇れるよう、お供え物をします。
この日で1年を締め、以降、大掃除などで旧年の厄を取り払います。
ちなみにお供え物の内容は決まっており、旧暦の12月23日は「かまどの神様の日」 をご覧ください。
②大晦日(旧暦の12月30日/2024年新暦は2月9日)
家族総出で正月料理の支度、飾りつけなどを行います。
家の壁のペンキ塗り、衣類・カーテンの洗濯など、新しい年を迎える準備を1日で終わらせるわけではなくかまどの日から大晦日にかけて行います。
借金がある場合は旧年内に返済し、家族や友人間の問題を解消しておくことも重要です。
③大晦日~元旦
新年の準備が整ったら、寺院や廟、教会などへ初詣に訪れます。
大晦日の深夜12時頃から元旦にかけての参拝が一般的で、その後、寺院や祭壇、廟の前に植えられた木の葉の若芽を摘み取り、家へ持ち帰ったりします。
若芽は神仏が与えてくれた、幸福を招くものとされています。
もちろん初日の出を見ようと山から見ようとする人もいます。
ホーチミンからだとタイニン省のバーデン山寺が有名ですが、もっと近場のチャウトイ寺院がおススメです。
④元旦(旧暦の1月1日/2024年新暦は2月10日)
初詣の後、子どもたちは両親や祖父母の元へ年始の挨拶をしに行きます。
その後、友人や知人等に電話をかけ、新年の挨拶を交わします。
*テトの初日(元旦)は、祖先や祖父母のためのテトとされており、元旦は他の人よりも父母、祖父母、祖先へ先に挨拶をするのが優先されています。これはまず目上から目下のものへ、幸福を受け取る順序があるからです。
大人たちは訪れて来る子ども全員にお年玉を渡すのが一般的となっており、ご近所さんや知らない子にも渡します。
それだけではなく、ベトナムでは両親や祖父母、会社の部下などへも幅広く渡したりします。
お年玉の相場が気になった方はこちらをどうぞ
お年玉を渡す意義は福を共有し、テトを一緒にお祝いすることが純粋的な目的ですが、自分の家は金持ちなんだという見栄もあるかと思います、、、
欧米の新年の迎え方
実はアメリカやフランスでは新年のお祝いは意外とあっさりしています。
ですので日本のお正月を体験した人たちはいつも驚いています。
なぜなら、彼らにっとては新年を迎える前のクリスマスのほうがよっぽど重要だからです。
メリークリスマス アンド ハッピーニューイヤー
付け足し感パッネー!
[…] 正しい伝統的なテトの迎え方 を読んでテトを迎える準備をしましょう。 […]