ベトナムでは旧正月(テト)をお祝いしますが、元日の1週間ほどまえに家を掃除し、お供え物を準備する習慣があります。
その理由が、旧暦12月23日の「かまどの神様の日」なんです。
2024年では2月2日の本日に当たります。
かまどの神様は、女神1人と男神2人とされており、ベトナムで古くから伝わる言い伝えに由来する民間信仰です。
【かまどの神様物語】を読んでみて下さい。
各家庭に宿るかまどの神様はこの日(旧暦12/23)、天に戻って玉皇上帝にその家であった良いこと・悪いことを報告し、大晦日の日(旧暦12/31)にまた家に戻ってくるとされています。
※玉皇上帝は道教の最高神とされています。
ですので、家に住んでいる私たちはかまどの神様をこころよく送り出すために準備をしなくてはいけません。
かまどの日にかまどの神様を送り出す儀式
かまどの神様が天に戻るための乗り物として、北部では鯉、南部では鷺と馬とされています。
ベトナムの伝承では鯉は龍に変わると信じられていますし、鷺は空で速く飛び、馬は陸で速く走るとされていますので、神様の使いとしてふさわしいでしょう。
また、神様の3人分の衣装、帽子、靴そして偽のお金が必要だそうです。
これらは実物を用意する必要はありません。
印刷された紙を購入することができます。
セットで購入することができるので助かりますね。(100,000VND~)
自宅の祭壇にお供えしていたものを午前中に焼き払い、生きた鯉は川や湖へ返してやります。
儀式が終わればあとは大晦日までに大掃除など、新年を迎える準備に励みましょう!
【おススメ記事】
- 【朗報】この記事を読むだけでベトナムのテトを3倍楽しむことができる!
- 【相性や性格占い】ベトナムでは血液型より十二支干支を信仰している件
- 【マラリア・デング熱】蚊に刺されないようにするための効果的な方法
[…] 気になった方は旧暦の12月23日は「かまどの神様の日」をご覧ください。 […]
[…] ちなみにお供え物の内容は決まっており、旧暦の12月23日は「かまどの神様の日」 をご覧ください。 […]