もともと美意識が高い微笑みの国タイですから、メイク文化が自然と発達しています。
また、近隣の国ということもあり、文化的な交流やテレビ放送などを通してベトナムの女優や歌手たちは真似るようになりました。
タイの芸能人のように、眉をキリリと吊り上げて描くメイクが、特に30代以上のベトナム人女性のメイクの主流となっています。
美しく見せるための技術などは古くからの交流があり、現在でも支持されている証拠ですね。
特に結婚式などのイベント時には特に気合が入ってますね。
韓国の化粧の広まり
ベトナムでも韓流ブームが起きており、韓国のドラマや歌手のMVがあらゆるところで流れています。
また、韓国製の化粧品は海外からの輸入品の中では比較的値段が安く、若い世代(10代)でも手に入りやすくするなど戦略的にも工夫されてきました。
それらの要因のためか韓国メイクがベトナム人に浸透してきました。
特に20代のベトナム人女性は、ナチュラルな平行眉、ふんわりぼかしたアイライン、ラメ入りのアイシャドーに唇を濃い色で強調するなどが特徴的と言えるでしょう。
日本のメイクはどうなのか?
日本製の化粧品はベトナムでも広く浸透しています。
特に資生堂はベトナム人女性にとって高級な品質を持った化粧品として認知されています。
憧れのブランドの一つでしょう。
でも、メイクとなると先に述べたタイや韓国には及んでいない気がします。
なぜなら映画やドラマよりもアニメや漫画の人気が高いことが大きく影響しているからだと思います。
ベトナムにおける化粧品市場の成長過程
一昔前までは国内産の品質の粗悪な化粧品しかありませんでした。
そのため、効果がなかったり肌荒れを起こすことが多かったそうです。
海外からの品質が良い商品を輸入できるようになり、国内での需要が高まり化粧文化が定着することで化粧品市場が賑わってきました。
そして次のステップは、ベトナム人の肌質や髪質にあった商品の開発が国内で進むことです。
このように化粧品市場が成長産業へと発展してきたのですが、今後はベトナムコスメブランドが海外へ輸出し始めるかもしれませんね。
コロナ渦を通してEC市場は発展拡大してきましたが、化粧品などのコスメ商品の割合が1位を占めているそうです。
ベトナム人の化粧の違いは北部と南部で違うのか?
四季のある北部ハノイ地域では湿気が多く、ナチュラルメイクないしは韓国メイクが多いそうです。
一方南部のホーチミンでは、タイと気候が良く似ていて汗でメイクが落ちやすいためタイメイクのように濃い目に化粧をします。
輪郭メイクと肌にしっかりと馴染む密着性の高いファンデーションが欠かせないとのことです。
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