「手と手を取って 未来へ世界へ」
1973年9月21日、日本とベトナムは外交関係を樹立しました。その後、政治や経済、文化、スポーツ等の幅広い分野において、日越間の友好・協力関係は発展し続けてきました。
「手と手を取って 未来へ世界へ」このテーマのもと、2023年、日本とベトナムは外交関係樹立50周年を迎えようとしています。「無限の可能性を秘める」と言われる両国関係は、更に大きく飛躍する節目の時期になります。
オリンピックと同じ参加することに意味がある
日越双方で実施される様々な50周年事業は、日越双方からすべての有志が参加し、対等な立場で一緒に作り上げる「参加型」とすること、あらゆる分野、レベルの人が楽しめるような「包括的な」事業とすることを目指しています。
日越フェスティバルなどでブースレンタル費用約35万円、ステージ利用20分約15万円と高額になってしまいますが、主催者や演者側としての参加ではなく、お客さん側として参加することで日越交流の成功に寄与することは可能です。
日越外交関係樹立50周年記念のイベントロゴマーク
11月13日、カンボジアで開催された日越首脳会談において、岸田総理とチン首相によりロゴマークが発表されました。
日本とベトナムの国旗の色である赤をベースに、日本の桜、ベトナムの蓮の花のピンクをモチーフとした。50周年を表す5と0の交わりで、互いの交流と手と手をとって共に歩んでいくイメージを表現し、斜めのラインで共に未来に進んでいくイメージを表現した。ロゴ全体は、さまざまなシーンでの使いやすさを考慮し、正方形に収まるデザインとした(AAB Vietnam Co.,Ltd)
以下に民間事業としての主な取り組みをいくつかご紹介します。
いくつかの事業例
ミズノ株式会社
ミズノ株式会社による初等義務教育の普及促進として、独自の運動プログラムの導入により、運動をする楽しさや喜びを提供し、ベトナム国民の健やかな生活を目的としています。
そのために、指導者を育成し、数少ない体育の授業を改善する必要があります。
運動要素が少ない体育の授業を改善することで、子供たちの肥満に対する健康増進に繋げたいと考えています。
ACA Football Partners
ACA Football Partnersはヨーロッパに多くのサッカークラブを持っているのですが、ベトナムサッカーの発展を目的としています。
2023年には日本のテレビ局にて「日越交流50周年特番」ドキュメンタリー番組を制作・検討中です。ベトナム人選手がヨーロッパのベルギーへインターンシップとして派遣されています、今後は日本Jリーグへの派遣も考えられています。
川崎フロンターレ
「川崎フロンターレ&ベカメックスビンズン特別親善試合」実行委員会は東急グループが企画をしています。
試合の模様はYoutubeもしくはFacebookにより、ネット中継で世界中から観戦できるように計画しています。
ベトナム国内では、VTVの協力のもと国営テレビでの中継も検討中です。
東急社は2013年からベトナムにかかわっており、ビンズン省の都市開発や企業誘致によりベトナム国内の経済発展に大きく携わっております。
ビンズン省の情報はこちらベトナム・ビンズン省が韓国語、中国語、日本語のWeb Portalを立ち上げ
ベトナム日本商工会議所
ベトナム日本商工会議所が2019年に駅伝大会を開催しました。今回は2回目の駅伝を計画中です。
日越両国の友好親善を育てることを目的としているため、チームはベトナム人と日本人の混合で4名を1チームとしています。
福岡県アジア著者文化交流事業実行委員会
福岡県アジア著者文化交流事業実行委員会によるコスプレイベントをイオンモールで行う予定です。
福岡県にゆかりのあるインフルエンサーによるトークショーやコスプレコンテストなどさまざまなパフォーマンスを行いながら、福岡県の魅力を発信していきます。
Japan Vietnam Festival 実行委員会
Japan Vietnam Festival 実行委員会はホーチミン市内の9月23日公園、(日本の代々木公園みたいなところ)で第8回ジャパンベトナムフェスティバルを開催します。
日本・ベトナム両国の観光、物産、技術を紹介し交流をしていくためステージや100ブースを設けています。2019年の参加累計人数は32.9万人、2021年は22.8万人でした。
昨年はコロナの影響で入国の制限もあってオンライン参加となるハイブリッド開催となりましたが、今回は30万人以上の来場者を予定しています。
カントー市
カントー市はホーチミン市の西部に位置し、車で4時間の距離にあるベトナム5大都市の一つで、メコンデルタの中心地として水産系の企業が多く栄えています。
政府の政策として日本との交流を積極的に推進しているように思われます。カント―大学と提携したり、インフラを整備するなど日本企業が多く関わっており、市内でも日越文化祭を開催しています。
他にも多くの企業や団体が関わっており、ますます交流が発展していくでしょう。今後の未来も良きパートナーとして強固なつながりになることでしょう。
【おすすめ記事】
[…] 【日越外交関係樹立50周年】企業や組織におけるイベント事業例の紹介 […]