日本でいう十五夜のお月見団子のようなものですが、団子ではなくお饅頭です。
英語ではムーンケーキとして親しまれているのですが、ベトナムの伝統的なお菓子でオリジナルの味は日本人が食べたことがない味なのは確かです。
最近ではオリジナルの味以外にもスイーツ感覚で食べれるように多くの種類が販売されています。
オリジナルの月餅の味
甘さと塩辛さを一度に体験できるお菓子なのです。
皮の中には具材がぎっしり詰まっており、餡には緑豆や胡麻、ナッツなどが含まれていて甘さがあります。
そして月をイメージさせる塩漬けの黄身と豚肉か鶏肉が塩辛さをもたらしてくれます。
日本人の口に合う合わないの個人差もありますが、一度ベトナム伝統のお菓子を体験してみるのもいいですね。
ちなみにベトナムから日本へ月餅をお土産として持って帰ろうとしたら、空港で没収される可能性がありますのでお気を付けくださいね。
※卵や肉が動物検疫の対象とみなされます。
大きさや値段
平均的な大きさは直径が約10㎝、高さが約4.5cmです。
ホールケーキのサイズが12㎝で2~4人で食べるのを推奨していますので参考までに。
お値段は筆者の感覚的に3段階に分かれていると思います。
- 安物価格帯:40,000~150,000VND
- 高級品質:150,000~300,000VND
- ブランドなど付加価値:300,000~1,000,000VND
プレゼント用には高級品質の価格帯で購入されると良いでしょう。
自分用として購入するには少し悩むお値段ですが、丸ごと一つ食べるにはボリュームがあるので、お友達や家族とシェアすることをお勧めします。
日本では文化風習的にものを分け合うことに対して億劫になってきていますが、ベトナムでは幸せごとやお祝い事はみんなで分かち合うことが当たり前なのか、ご近所さんからもいろいろと頂くことがあります。
幸せを配ると自分に返ってくるという、お天道様の道理に従っているのでしょうか?
なので飲み会の時も一人でちびちび飲んではいけません、みんなで123ヨー!
詳しくはコチラ1人でちびちび飲ませてくれないのがベトナム流
ニューラン・Như Lan
Như Lanブランドは1968年に創業し長年にわたり営業してきました。
老舗企業としてお客様から「高品質のベトナム商品」として認知され選ばれ続けています。
キンドー・Kinh Đô
Kinh Đô ブランドは1993年創業し、今ではお菓子業界の中で最も収益性が高い民間企業の1つとして確たる地位を築いています。(OREOなど)
スターバックス
世界的に有名なコーヒーチェーン店ですが、ベトナムでも期間限定で月餅を販売しております。
味は抹茶、あんこ、エスプレッソ、キャラメル、クランベリーなどがありました。
こちらの月餅は和菓子感覚で食べれますので日本人にとって安定のおいしさかもしれません。
ただし、お値段は他と比べると高くなることはご了承くださいね。
変わり種”鯉・ブタの月餅”
鯉が龍に変わるイメージは、一貫性と絶え間ない努力を示しています。
大人に鯉の形をした月餅を贈るとき、それは彼らの仕事の成功と昇進への願いを送ることでもあります。
幼い子供たちにとって、鯉は知識、学習、試験などの達成した象徴です。
母親の隣にある子豚のイメージは、温かい家族の友情、充実した豊かな生活への願望を示しています。
人々はしばしば、平和な家族、豊かで幸せな生活への願いとして、家族、友人、知人に豚の形をした月餅を贈ります。