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2022年のテト

ベトナムの介護施設では正月であってもお休みはありません。

もちろん希望でお休みの方もいましたが、、、シフトを組むのが大変

私は管理職として現場のマネジメントをしていました。いわゆる事務職ですね。

なので5日間のお休みを頂いていましたが、初日から電話があり緊急搬送をお手伝いしました。良い思い出です。

ベトナムの正月は旧暦に基づいて決められるので毎年祝祭日は変わるのですが、2023年のテト休み期間は2023年1月20日から2023年1月26日です。

テト手当

皆さん気になるのは祝日の際の手当、福利厚生だと思います。

私の会社で2021年に運用したお知らせ内容をご紹介したいと思います。

お知らせ
写真:〇〇会社従業員へのお知らせ

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1.日程

2021年 旧正月の休暇期間:2021年2月10日水曜日(12月29日)から2021年2月16日火曜日(Tetの5日)までの07日間

通常業務に戻る日:2021年2月17日水曜日(Tetの6日目)

上記の日程よりも早く休暇を取りたい場合、または遅く仕事をしたい場合は、年次休暇制度に従って休暇を希望してください。

介護の部署は職員に割り当てられたスケジュールに従って働くことができるようにしてください。シフトは適切に割り当てられます。

2.制度

+給与を300%で計算します。7日間(2021年2月10日から2021年2月16日まで)

+テト手当として100,000 VND /人/日を支給します。

+会社は高齢者の為に正月の特別な献立を用意し食事を提供します。

3.注意事項

すべての従業員は割り当てられたエリアの清掃を行い整頓します。

事務は休暇前に書類やファイルをきれいに整理、整頓するようにします。

警備員は火災を防ぐため、不要な電気機器をすべてチェックし、安全性を確認します。

すべての従業員は会社でアルコールやビールを絶対に飲んではいけません。見つけた場合は会社の規則に従って懲戒処分を受けます。

すべての従業員はお知らせの内容に従います。

通訳さんが翻訳をしてくれたものを改めて読み直したのですが、翻訳のレベルが低すぎてところどころ文章の意味が理解できませんでした、理解できるぐらいに修正しましたが読みづらいと思いますが、ご容赦ください。

ベトナムの労働法

2019年労働法によると、従業員は旧正月に仕事を休むことが許可されていると規定していますが、仕事の特性や生産およびビジネスのニーズにより、会社は従業員へこの日に仕事をするよう依頼することができます。ただしこの場合は残業として扱われます。

従業員が旧正月期間に働くことを同意した場合、従業員には次の給与が支給されます。

法に指定されたベトナムの祝日、テト、有給休暇などに働く者は、通常給与の300%に等しい額を受け取ることができるとされています。

13か月目の給料

ベトナムにもボーナスがあり1か月分の金額をもらいます。これは13か月目の給料と呼ばれています。

日本では6月と12月にボーナスをもらいますが、ベトナムではテト前に支給するのが一般的です。しかし職員の離職を防ぐためテト後に支給する会社もあるようです。

まとめ

ベトナム人は旧正月に田舎へ帰って家族と過ごすことが一般的とされています。

そして正月が明けても田舎に帰ったまま会社に戻ってこず、音信不通で仕事を辞めるケースも少なくありません。

多くの外資系企業は、毎年テト後の採用活動に困っています。

しかし今年は例年と少し違うようです。特に履物・衣料や木材製造関連の会社は受注の減少によりリストラやテト期間の延長を余儀なくされているようです。

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By なら

介護業界で15年ほど勤務、近年はベトナムの介護施設で管理者として働く。奥様はベトナム人、息子一人。ベトナム語を勉強し、幾度も挫折を繰り返し復活しています。

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