ベトナムのテト文化に欠かせない正月料理

昔から “Thịt mỡ, dưa hành, câu đối đỏ, Cây nêu, tràng pháo, bánh chưng xanh”「脂肪の多い肉、漬物(らっきょ、ネギ、ニンジンなど)、赤い連句、門松(飾り物)、爆竹(拍手)、緑の蒸しケーキ」ということわざがありますが、1つでも欠けているとテトとは言えません。
ベトナム人にとってbánh chưngは料理であるだけでなく、テト文化でもあり、祖先と天と地への子孫の愛と感謝を表しています。
都市部での生活スタイルの変化
都市部では、生活のペースが忙しく、bánh chưngを作る時間がないため、知人に注文したり、スーパーマーケットで購入したりするようになりました。
しかし、農村部や地方では家族全員が協力して料理を完成させます。
ドンの葉、バナナの葉、もち米、インゲン、豚肉を市場で購入し料理を始めます。
お父さんたちが集まって座り、お母さんがご飯を洗い、家族全員が一緒に座って肉などを詰める姿は、人それぞれ忘れられない思い出なのかもしれません。
ホーチミンとハノイの文化風習の違いによる面白さ
バインチュンの作り方や具材・味付けなど

北部のBánh chưngは正方形の形をしています。具材はひよこ豆、脂肪の多い肉、十分に混ぜ合わせたスパイスです。そして、新緑のドンの葉っぱに具材を詰め込み、2,3枚の葉で蓋をしてひもで結びます。蒸すことで葉の色がお米の表面に移り薄い緑色になります。

南部のBánh chưngは独自のスタイルで円柱形になります。bánh tétバインテトと呼ばれ親しまれています。具材はもち米、ひよこ豆などの材料もありますが、肉はある場合とそうでない場合があります(肉を長期保存のために使えないため)。ドンの葉の代わりに、南部人はバナナの葉を使います。


バインチュンの保管方法
ベトナムの1月・2月の天候は湿度が高く、暑くなります。
北部ではカビが繁殖しやすくなり、南部では悪臭を放ちますので食べ物の保管は容易にできません。
腐敗を防ぐため、乾燥した風通しの良い場所を選んで保管する必要があります。常温で3~4日はもつそうですが、冷蔵庫での保管がおすすめされています。
その理由は腐敗を防ぐだけでなく、ほこりや虫、ネズミから守ることができるからです。
技術の進歩により真空保存することができるようになり、常温で5~10日、冷蔵庫ですと15~20日間は保存可能とのことです。
バインチュンの切り方

私が包丁でBánh chưngを切っていると、奥さんが横から覗き込んでこう一言
「ちょっと待って」
台所を奪われた私は見守るしかありません。
奥さんはBánh chưngを結んでいたひもを探し出し、8等分になるようにカットしてくれました。
これがベトナム流だぞと、満足げに私を見るその顔が憎くて仕方がありません( ´∀` )
皆さんも周囲の人にどや顔してみてください。
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