１月１６日の夜、ホーチミン市サイゴン駅で、ホーチミン市労働組合と同市工業団地労働組合は労働者を故郷に送り返す式典を開催しました。この列車は労働者が家族と再会しテトを祝うために特別に設けられました。
ベトナム労働組合は従業員家族全員分の帰省費用を支援
今年度は112家族、約400人へ列車チケットとテトの贈り物が手渡されました。
そのメンバーの１人である、Freetrend Việt Nam社のTrần Thị Nam氏は「最も困難な時期に労働者を気遣い、分かち合ってくれた市の指導者、労働組合、企業に感謝します。テト帰省のチケットは従業員がステップアップし、ビジネスや社会に貢献し、成長する都市を構築するためにより多くの努力をするのに役立つ大きな励みでもあります。」
「労働組合からテトを祝い故郷に戻るため家族全員に電車の切符を頂いたというお知らせを受けた時、家族全員が数晩とても幸せで、その日が早く来るのを待ち続けていました。」と述べました。
労働組合の草の根活動は義務や法律ではない
テト帰省費用の支援制度は労働者全員に与えられるわけではありません。長期にわたって会社のために働いてくれた労働者や、優秀な成績を収めた労働者が選出されます。
労働組合は草の根の活動として、その他の労働者のためにも何かしらの補助や支援を行ってくれます。
帰省手段は列車だけではなくバスもあり、労働者のためにバスをチャーターし特別便を運行させます。
また経済的に恵まれていない労働者をリストアップし、テトの贈り物として食べ物やお菓子、寄付金などを渡しました。
2022年の経済
今年の経済はコロナが明けて回復はしたものの、年末にかけ業種によっては大きなリストラがありました。大幅な注文の減少のため生産ラインをストップさせたり、給料が払えないのでテト休みを12月から2か月以上提供したりなど経営の維持が難しくなっています。
2023年は良い春の風が吹くことをお祈りしています。
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