店舗

今回ご紹介するのは【The Coffee House コーヒーハウス】の創業者でもある、グエンハイニン氏が初めて手掛けた事業である人気コーヒーチェーン「URBAN STATION COFFEE (アーバンステーションコーヒー)」です。

アーバンステーションコーヒーとは?

店内の様子

路上にプラスチックの椅子を並べた簡易カフェからセンスの良いカフェまで、さまざまなタイプのカフェが存在するベトナムですが、アーバンステーションコーヒーはサッと立ち寄っておいしいコーヒーを飲んでいくカフェスタンド形態のお店です。

お店の壁は青色を基調としており、最も特徴的なのが赤色の出入口扉です。

パット見ると入り口はイギリスによくある公衆電話を思い出させます。

2011年に1号店をオープンしテイクアウト中心の形態をとるのですが「持ち帰り」モデルはベトナム文化には適していないことに気づきました。

その後、第一世代のバリスタが少しずつ集まり店舗は西欧化されていきます。

つまりダイナミック友好的、そして立ち寄りやすいということです

現在は縮小傾向ですが約30のショップと300人の従業員を擁するサイゴンの有名なコーヒーブランドです。

専門家の評価

「コーヒーチェーン店でテイクアウトの先駆者であるPASSIOパッシオがAppleのようであれば、アーバンステーションはサムスンのようであり、創造的で多くの顧客にサービスを提供しています」と例えています。

店内で飲んでいく場合(stay drink)とお持ち帰り(take away)では値段が異なり、お持ち帰りのほうが3,000~4,000ドン安くなります。

創業者のNguyễn Hải Ninhとは?

グエンハイニン氏
写真:LeaderNetwork

グエンハイニンは1987年生まれで、ホーチミン市工科大学を卒業し、ビジネスを始める前は管理者としてペプシコベトナムで働いていました。

そして彼はベトナムのコーヒーチェーン店であるアーバンステーションコーヒーハウスの創設者として有名になりました。

2011年23歳のNguyễn Hải Ninhは3000ドルを元手にビジネスを初めて3年で年商6億円に達します。

その会社の名前はアーバンステーションコーヒーです。

約30のショップと300人の従業員を擁するサイゴンの有名なコーヒーブランドです。

アーバンステーションコーヒーの経営一線から退き2014年からコーヒーハウスの経営に携わり大成功へと導きます

そして2017年、アメリカのビジネス雑誌であるフォーブスはアジアで最も活躍した30歳以下の若者にNguyễn Hải Ninh氏を選びます。

現在、彼はコーヒーハウスの経営からも一線を退き、M-Villageで新しいビジネスに挑戦しています。

部屋の賃貸ビジネスですが、ホーチミン市で5つ星ホテル相当の物件を500室以上を管理しています。2023年にはハノイ市内にも進出し年内には1300室以上の賃貸住宅を管理することを目指しています。

「コミュニティ宿泊施設の住宅市場は量と質の両方で不足しています」「つまりブルーオーシャンマーケットである」と彼は断言しています。

常に新しい事業を追い求め成功へ導くその手腕は確かなものです。

今後も活躍を期待しています。

アーバンステーションコーヒーをおススメする対象者

・長時間の利用ではなく気軽に立ち寄る人

・ドライブスルー感覚の人

アーバンステーションコーヒーのメニュー価格帯

メニュー

飲み物

ドリンクは1杯17,000ドン(約85円)~35,000ドン(約175円)とリーズナブル◎

店内で飲んでいく場合(stay drink)とお持ち帰り(take away)では値段が異なる

お持ち帰りのほうが3,000~4,000ドン安くなります

食べ物

ケーキスイーツ24,000~30,000 VND

創業者のNguyễn Hải Ninhが関連する会社

Mビレッジ 創業者が手掛ける最新ビジネス会社

コーヒーハウス 創業者が2番目に手掛けたビジネス会社

ひとりごと

ドリンク

Nguyễn Hải Ninh氏のターニングポイントはベトナム国内最大の携帯電話小売チェーンである有名な thegiodidong.com を設立したĐinh Anh Huânの話だそうです。

ベトナムではコーヒーショップに行くことは単にコーヒーを飲む以上のものであることに気づきました。

カフェに行くことは「実際に人々が友人や親戚に会う機会」です。

同時に「より多くの関係を築く場所」でもあります。

これがコーヒーに対する経営哲学なのでしょう。

そして間違いなくこれがベトナムのコーヒー文化なんです。

そういえばthegiodidong.comの店舗は品数よりも、空間を広く使いお客さんと会い、座って話すような仕組みになっているような気がしてきた。

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By なら

介護業界で15年ほど勤務、近年はベトナムの介護施設で管理者として働く。奥様はベトナム人、息子一人。ベトナム語を勉強し、幾度も挫折を繰り返し復活しています。

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